最終更新日:2023年10月1日
⇔私鉄紹介(2)
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(解説)
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座席の形態をロングシートやクロスシートに変更できるシートです。1996年に近鉄が2610系で試験的に採用し、実用化しました。 以後、5800系や5820系にも採用、通称L/Cカーと呼ばれています。ラッシュ時はロングシート、それ以外はクロスシートとして 座席の運用に柔軟性を持たせました。他の私鉄もこれに準じて新型の通勤車両に導入し、現在は、東急、東武、西武、京王電鉄 などで運用についています。京浜急行やしなの鉄道でも導入されています。「デュアルシート」や「マルチシート」とも言われています。 クロスシートでのシートサイズは、転換式クロスシートとほぼ同じです。最近では、電源コンセントやドリンクホルダーが付いて、 WI−FIサービスのある車両も登場しています。また、車端部は、ロングシートのみになっている車両もあります。 下記の列車アイコンをクリックすると電車の詳細ページが開きます。 |
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5800系:近鉄 | ![]() |
5820系:近鉄 | ![]() |
50000系:東武 | ![]() |
40000系:西武 |
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6020系:東急 | ![]() |
新5000系:京王電鉄 | ![]() |
SR1系:しなの鉄道 |
新1000形:京浜急行
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(解説)
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座席の向きを進行方向へ転換できるクロスシートです。JRの在来線では1974年に国鉄のキハ66系(66・67形)で採用し、 実用化しました。以後、117系にも採用されました。JR化後も221、125、223、225、227、521系のJR西日本、 311、313系のJR東海、811、813、817系のJR九州、721系のJR北海道のJR各社が導入しております。 特急列車では、185系や新幹線の0系の普通座席が当初は転換式クロスシートでした。 私鉄では、阪急が2800系、京阪が3000系を1967年に導入(これらの車両は廃車か地方私鉄へ売却済み)されました。 最近では、阪急の6300系、8000系、9300系、京阪の新3000系、8000系、阪神の9300系、近鉄の5200系、20000系 山陽電鉄の5000系、京急の2100形、西鉄の3000形、名鉄の1200系が導入しております。 シートサイズは幅が1人当たり460mm(全幅は920mm)、シート間隔(シートピッチ)は910mmが標準とされています。 各社の車両の幅により若干の差はありますが・・・・。私鉄の車両は運転席からの操作で向きが変更できます。 2020年8月にリニューアル出場した近鉄20000系「楽」は、中間車両のシートピッチが大幅に拡大されています。 JR西日本では、113系と115系を223系と同様の転換式クロスシートに変更した車両があります。 JR東日本のキハ110系は、陸羽西線用に回転式のクロスシートが装備されています。 下記の列車アイコンをクリックすると電車・気動車の詳細ページが開きます。 |
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5200系:近鉄 | ![]() |
9300系:阪急 | ![]() |
6300系:阪急 | ![]() |
9300系:阪神 |
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8000系:京阪 | ![]() |
新3000系:京阪 | ![]() |
5000系:山陽電鉄 |
1200系:名鉄
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3000形:西鉄 | ![]() |
117系:JR西日本 | ![]() |
125系:JR西日本 | ![]() |
221系:JR西日本 |
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223系:JR西日本 | ![]() |
225系:JR西日本 | ![]() |
227系:JR西日本 |
521系:JR西日本
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