快速列車のご紹介


キハ75系:JR東海最終更新日:2020年8月30日キハ75系:JR東海


         

※JR東海キハ75系:一般形気動車
キハ75系:JR東海一般形気動車

キハ75系:JR東海JR東海:キハ75系一般形気動車の詳しい説明です。

製造年:1993
〜1999年
編成規模:40両
受賞経歴:なし
配置区:名古屋車両区
美濃太田車両区(2020年現在)
最高運転速度
120km
動力方式:ディーゼル(カミンズ社製:C−DMF14HZB形)
集電(パンタブラフ):なし
主な運用路線
関西本線、紀勢本線、参宮線、伊勢鉄道線、太多線、高山本線など
【解説】
 開発の経緯:快速や急行型のキハ58系・65系の置換え用として製造されました。
 車体は311系311系:直流型近郊電車電車と同様にステンレス鋼製の車体に両開きの客用扉が片側3箇所、オレンジ色の帯が2本という外観です。
 連続窓が採用され、車端部を除いて固定式です。低床構造とされたため扉付近には段差(ステップ)がありません。

 車内設備は311系電車に準じたもので、転換式クロスシートを採用、乗降扉付近と車端部側は転換式と同一寸法の固定クロスシート

 となっています。また、窓には布製のカーテンも備えています。(優等列車や観光列車の運転も考慮しています)

 0・200・400番台には車椅子対応トイレを設置、各車の車端部妻面にはLEDを用いた車内案内表示装置を設置ししています。

 車両は、普通車主体のキハ75のみで、2両編成が最小で、需要に応じて柔軟な編成を組むことが可能になっています。

 現在の主な運用は、名古屋〜鳥羽間の快速「みえ」です。13往復あります(一部伊勢市駅まで)。近鉄との競合路線を走行します。

 近鉄名古屋線や山田線、鳥羽線は複線ですが、関西本線、伊勢鉄道線、紀勢本線や参宮線は単線区間がほとんどですので、

 所要時間は近鉄特急にはかなわないようです。最速は、JR東海が1時間58分、近鉄が1時間32分で、30分前後の差があります。

 その他に、高山本線、太多線のローカル列車にも運用があります。

 ワンマン運転対応や耐寒対策を施した車両があり、車番も0・100・200・300・400・500・1200・1300・3200・3300・3400・3500と

 多彩な車番が存在します。製造は日本車輌が担当しました。

 他の転換式クロスシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。

【画像解説】
@車内の様子
Aクロスシート

(2−2列)
B運転台と
貫通扉の様子
@キハ75系:車内座席Aキハ75系転換式クロスシートBキハ75系:運転台と貫通路