快速列車のご紹介


221系:直流型近郊電車最終更新日:2021年1月30日221系:直流型近郊電車


        

※221系:直流型近郊電車(「京阪神快速・大和路快速」など)
JR西日本:221系

221系:直流型近郊電車221系:直流型近郊電車(「四代目の新快速」など)の詳しい説明です。

製造年:1989
〜1992年
編成規模:474両
受賞経歴:1990年鉄道友の会よりローレル賞受賞
2014年日本産業デザイン振興会
よりグッドデザイン賞受賞
配置区:網干総合車両所
吹田総合車両所京都と奈良支所
(2020年現在)
最高運転速度
120km
主電動機(モーター):界磁添加励磁制御
集電(パンタブラフ):下枠交差式
主な運用路線
東海道本線、山陽本線、湖西線、草津線、赤穂線、大阪環状線、おおさか東線、奈良線、関西本線、紀勢本線、関西空港線
【解説】
 開発の経緯と現在:新快速電車の置換え(117系117系:新快速・快速用)と、国鉄タイプの近郊型電車の置換えとして導入、
川崎重工業、近畿車輛、日立製作所、JR西日本鷹取工場と後藤車両所で製造されました 。

現在、網干総合車両所、吹田総合車両所京都支所、奈良支所に配備され、合計474両が在籍しています。

 車両の特徴と車内について:先頭の運転台は先代の213系マリンライナーと同様の流線形形状です。車体は普通鋼です。
座席は、転換クロスシートの2−2列シートで、近鉄の5200系5200系:通勤型3ドアを参考にしています。(近畿車輛の設計コンセプトが参考になりました)
窓が大きく高さが1mあり、しかも連続窓で、視界はかなり良好です。4連窓の内寄り2枚は、換気のため下降窓として開くことができます。

また、製造から20年以上経過したため、体質改善工事を2012年から2020年3月にかけて実施しています。

この時期の2014年にグッドデザイン賞を受賞しています。

最高運転速度は、120kmで、製造当時としては近郊型電車随一でした。「新快速」の運転は、1989年3月から2000年3月で、
初代113系から数えて4代目にあたります。JR西日本新快速表示(117系も交代直前には、115kmの最高速度を維持していました)
「新快速」の運用を223系に交代した後は、京阪神地区の快速・普通電車に運用が変更されました。
おおさか東線の201系を置換えるために、225系225系:新快速・快速用100番台車を144両製造し網干総合車両所に投入、捻出された221系を
吹田総合車両所奈良支所に転属させるようです。「京阪神快速」の運用がなくなります。

「京阪神快速」:定義は特にありません。米原〜姫路・上郡間を運転している快速電車を指します。

データイムの上りでは、加古川駅(連絡待ち)、兵庫駅付近、山崎駅付近、野洲駅(連絡待ち)で新快速に抜かれます。
新快速と違いゆったりとした走行(70km〜110kmぐらいの速度)をします。223系223系:新快速・快速用6000番台車との混結もあります。
(上郡〜明石間、高槻・京都〜米原間は各駅停車)

また、色々な行事などで、運用路線以外での運転もあります。2009年12月の神戸ルミナリエで臨時の「新快速」で運転したり、

臨時急行「マリン白浜」で京都〜白浜間、臨時「マリンライナー」で岡山〜高松間の運転など幅広い運用が可能な電車です。

他の転換式クロスシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。

【画像解説】
@リニューアル前座席
Aリニューアル後座席
Bローレル賞受賞プレート
@221系:リニューアル前座席A221系:リニューアル後座席B221系:ローレル賞受賞プレート