開発の経緯など:札幌〜稚内を結ぶ優等列車には、一般形気動車を改造したキハ400系による急行「宗谷」が運転されていましたが、
特急に格上げに伴い一部には新型気動車を投入することになった。既に実績のあるキハ281、キハ283系
特急と高性能を誇る一般型
キハ201系をベースとして誕生したのが、このキハ261系です。1998年に14両が製造され、2000年3月に「スーパー宗谷」としてデビュー
インテリアなどはJR北海道とデンマーク国鉄との共同であるのが特徴。以後、JR北海道の標準気動車特急として製造されています。
車両の特徴:振り子式のシステムを搭載する他のJR北海道の新型気動車とは異なり、宗谷本線の輸送量や地上設備を考慮し、
振り子式のシステムを搭載する他のJR北海道の新型気動車とは異なり、宗谷本線の輸送量や地上設備を考慮し、
ジャイロで遠心力を感知して車体を傾けるという、簡易システムの搭載となりました。それで、この車両は振り子式の車両には分類されません。
それまでの急行列車(キハ400系)に比べ40分程度の所要時間短縮を果たし、日本最北の地・稚内と札幌を結び快走しています。
先頭車も789系電車
のような貫通扉のある独特な前頭形状をしています。将来の789系電車との協調運転も考慮しています。
さらに、小ぶりながら絵入りトレインマークも付いています。
車両の種類:普通車のキハ261、半室グリーン車のキロハ261、グリーン車のキロ261などで構成され、需要に応じて柔軟な編成を組むことが
可能になっています。最近、客室のグレードアップも実施しています。
現在運転の列車:「北斗・おおぞら・とかち・宗谷・サロベツ」の5種類の特急列車を261系で運転されています。
「北斗」:札幌〜函館、「おおぞら」:札幌〜釧路、「とかち」:札幌〜帯広、「宗谷」:札幌〜稚内、「サロベツ」:旭川〜稚内
札幌起点の列車が多いようです。また、最近の製造車輛は、振り子式を省略しております。
製造は川崎重工業・新潟トランス・JR北海道苗穂工場の3社です。
2020年10月から5000番台
のはまなす編成の運転が開始されました。2021年5月からはラベンダー編成も運転を開始しております。
川崎重工業の製造で甲種輸送で兵庫県から苗穂まで運ばれました。
また、上記の定期列車に5000馬代の5両編成が運用の都合で充当されることもあります。