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651系:交直流型特急電車最終更新日:2021年1月2日651系:交直流型特急電車


※651系:交直流型特急電車(後で直流化改造*あかぎ・草津など)
651系:草津・あかぎ

651系:交直流型特急電車→直流化651系:交直流型特急電車(後で直流化*あかぎ・草津など)の詳しい説明です。

製造年:1988
〜1992年
編成規模:99両→53両
受賞経歴:1990年に鉄道友の会よりブルーリボン賞受賞
配置区:勝田車両センター
→大宮総合車両センター
(2020年現在)
最高運転速度
130km
主電動機(モーター):サイリスタ位相+抵抗制御
集電(パンタブラフ):菱形
→シングルアーム式
主な運用路線
東北本線、高崎線、上越線、吾妻線、東海道本線、伊東線、伊豆急行線、(常磐線)
【解説】
 開発の経緯と現在:常磐線の特急用車両である485系485系:ボンネットタイプ電車の置き換え用として導入され、基本7両編成9本、付属4両編成9本の計99両
川崎重工業にて製造されました 。(直流1500Vと交流50hz20000Vで、交流60hzは未対応です)

新製時は、全編成が勝田車両センターに所属していましたが、現在は、直流化改造された53両が大宮総合車両センターに所属しています。

 「スーパーひたち・ひたち」としての歴史:1989年3月11日に「スーパーひたち」として常磐線でデビューしました。

1990年2月に上野〜水戸間で130kmの最高運転速度が実現し、1998年には485系からの置換えが完了しました。

1997年からE653系による「フレッシュひたち」が誕生。しばらくE653系との共同運用が続きました。
2012年にE657系E657系:交直流型特急電車が651系とE653系E653系:交直流型特急電車の置換え用として誕生、651系は、2015年3月のダイヤ改正で「ひたち」の運用から撤退。
上越線・高崎線系統の特急としての再デビュー:同系統で運転されている「草津」、「あかぎ」、「スワローあかぎ」の185系を置換えるため

改造工事を実施し、大宮総合車両センターに基本7両編成6本と付属4両編成3本を配属されました。

交流機器の撤去による直流化改造、降雪対応としてスノウプラウ設置、パンタグラフを菱形のPS26形からシングルアーム式のPS33D形へ交換。
2014年3月から随時、185系185系:踊り子を置換えていきました。
 直流1500Vと交流50hz20000Vの電化区間で走行可能な編成は、2020年6月で廃車となりました。(いわき〜竜田間の普通列車で運転)

 東日本大震災の影響をかなり受けた電車です。また、付属編成は小田原〜伊豆急下田間の快速「伊豆クレイル」としての運転もありました。

2020年3月29日で運転は終了しました。座席は全て指定席のグリーン座席で、2016年7月16日からの運転でした。
伊豆方面の特急列車は、E261系E261系:サフィール踊り子の「サフィール踊り子」、E257系E257系:踊り子、さざなみ、わかしお、しおさいと185系の「踊り子」が運転されています。
 現在、上野・新宿〜前橋・長野原草津口間の特急「あかぎ・スワローあかぎ・草津」で運転されています。

「ひたち」は、全てE657系に置換えられ、常磐線への復帰は不可能になりました。

が、臨時列車の運転で、武蔵野線、中央本線、横須賀線、川越線、両毛線などの入線実績があります。

座席は、普通座席とグリーン座席の2種類で、普通座席は97cm、グリーン座席は116cmのシートピッチで、読書灯が設置されています。

 タキシードボディーの華麗な姿は、今も健在です。末長く使用してもらいたいですね!!

【画像解説】
@グリーン車
A普通車
B伊豆クレイル編成
C草津・あかぎ編成
DE653系「ひたち」
@651系:グリーン車A651系:普通車B伊豆クレイル編成C現在の「草津」、「あかぎ」編成DE653系時代のひたち