開発の経緯と現在:常磐線の特急用車両である651系電車とE653系電車の置き換え用として導入され、10両編成19本の計190両
(当初の導入は16本160両)が日立製作所、近畿車輛、総合車両製作所横浜事業所にて製造されました 。
新製以来、全編成が勝田車両センターに所属しています。2012年3月より運用開始。
歴史:1969年に誕生しました。当時の「いなほ」(80系気動車)の運用間合いで上野〜平(現在のいわき)間の特急列車として誕生。
1972年に485系に置き換えられエル特急として増発、「ときわ」は、451・453系電車での運用を1985年に終了して「ひたち」に編入。
1989年にJR化後初の新型特急651系が「スーパーひたち」として誕生。1997年にE653系が「フレッシュひたち」として誕生。
1998年に485系の運用が終了。2012年にE657系が651系
とE653系
の置換え用として誕生、2013年3月のダイヤ改正で
全ての定期列車が置換えられました。2015年3月の上野東京ラインの開通で、速達タイプを「ひたち」、停車型タイプを「ときわ」に名称を変更
一部の列車を除き、品川発着としました。東海道新幹線、東海道本線や京浜急行線との乗り換えが便利になりました。
車両の構成と車内について:グリーン車1両、普通車9両の10両編成です。座席には電源コンセントがあり、WI−FIサービスといった
ビジネスライクな面が目立ちます。グリーン車と普通車はともに2−2列のシートです。
直流1500Vと交流50hz20000Vの電化区間で走行可能です。(E653系は、60hzの交流区間も走行できます)
2020年3月のダイヤ改正では、東日本大震災の影響で、不通となっていた区間が復旧して、仙台駅までの運転が復活しました!!
現在、ひたちの3往復が品川(1本のみ上野始発)〜仙台間で運転されています。所要時間は、4時間35分ぐらいです。