開発の経緯と現在:211系、213系、311系
を置き換えるため、2022年に中央本線の名古屋駅 - 中津川駅間で8両編成が運転を開始し
4両編成は2023年6月より、関西本線の名古屋駅 - 亀山駅間で運転を開始しました。
車体はステンレス鋼製を基本とし、先頭構体は鋼製です。外観の美観向上のため、レーザー溶接を採用、構造部材の配置を見直して強度向上を
図ると共に、平滑な外板を実現しました。可動柵に対応するため、全長を先頭車・中間車とも20.1mで統一しています。
車体幅は2.98m、屋根高さは3.63m、床面高さは1.14mであり、313系
と共通です。
先頭構体形状は、低コスト化およびオフセット衝突対策のため、後退角ありの直線形状です。
側面の連続窓は廃止し、窓部に吹寄柱を立てることで側面衝突対策としています。
軽量ステンレス鋼で先頭部はFRP(繊維強化プラスチック)製で前面に大型曲面ガラスを使用しています。
車内は、3ドアでドア間はロングシートで、車端部は4人掛け、ドア間は11人掛けで、座席幅は0.46mです。
車内カラーは青を基本としつつ、優先席は座席や床面の色も変更して視認性を向上、客室窓には赤外線・紫外線を99%カットする
複層UVカットガラスが採用され、日除けは省略となりました。扉間中央と車端部の窓は中折式であり、レバー操作で開閉できます。
日本車輛で製造されました 。
現在、0番台の8両編成が、東海道本線、中央本線で、3000番台の4両編成が、関西本線、武豊線で使用されています。
またワンマン運転を2026年〜2028年にかけて、関西本線、武豊線、東海道本線(大垣〜米原、豊橋〜浜松、沼津〜三島)で予定されています。
配属は、静岡車両区と神領車両区に352両が在籍しています。