開発の経緯と現在:長崎本線の特急輸送改善と速達化として導入され、日立製作所にて製造されました 。
現在、66両が南福岡車両区に所属しています。
歴史:2000年に「かもめ」として長崎本線の特急として投入されました。当時は、まだ国鉄型の485系が現役でした。
その後、佐世保線の「みどり」に使用され、現在に至っています。
車両の特徴と車内について:先頭車両(前面展望できます)は、ドイツのICE3に似た丸みを帯びた流線形、車体はアルミニウム合金、
883系
と同一の制御振り子式です。水戸岡さんのデザインでユニークな車両となっています。先頭車の顔は、ドイツのICE3を連想させます。
荷物棚も飛行機と同一のハットラック荷物棚(収納扉あり)を採用、振り子式で曲線区間でのスピードで荷物の転落に配慮しています。
グリーン車は1−2列、普通車は2−2列のシートです。座席間隔も485系
よりもかなり広くなっております。
曲線区間を走行するため、制御振り子式を採用して、曲線区間のスピードアップにも貢献しています。
交流60hz20000Vの電化区間で走行可能です。JR九州限定になっています。
現在運用されている特急列車は、「みどり(リレーかもめ)、ソニック」ですが、過去には下記の列車を運転していました。
きらめき:博多〜門司港、かもめ:博多〜長崎(2022年9月の西九州新幹線の開業で廃止)
走行する沿線は、佐世保、雲仙、島原、耶馬渓やゆけむり(別府温泉・竹瓦温泉)などの有名な観光地が存在しています。