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883系:交流型特急電車最終更新日:2020年11月22日883系:交流型特急電車


※883系:交流型振り子式特急電車(「ソニック」)
883系:ソニック

883系:交流型特急電車883系:交流型振り子式特急電車(ソニック)の詳しい説明です。

製造年:1994
〜2008年
編成規模:56両
受賞経歴:1996年に鉄道友の会より
ブルーリボン賞、ブルネル賞受賞
日本デザイン協会よりグッドデザイン賞受賞
配置区:大分車両センター
(2020年現在)
最高運転速度
130km
曲線通過+30km
主電動機(モーター):GTO VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):下枠交差式
2000年からシングルアーム式
主な運用路線
鹿児島本線、日豊本線、(長崎本線、佐世保線、大村線など:かもめ、ハウステンボス、きらめきで運転時)
【解説】
 開発の経緯と現在:日豊本線の特急輸送改善と速達化として導入され、日立製作所にて製造されました 。

現在、56両が大分車両センターに所属しています。
 歴史:1995年に「ソニックにちりん」として日豊本線の特急として投入されました。当時は、まだ国鉄型の485系485系:ボンネットタイプが現役でした。
その後、長崎本線、佐世保線、大村線の「かもめ、ハウステンボス」などに使用され、現在に至っています。

 車両の特徴と車内について:スラントノーズの先頭車両(前面展望できます)、車体はステンレス鋼、前頭部は普通鋼です。

水戸岡さんのデザインでユニークな車両となっています。先頭車の顔は、昆虫かロボットを連想させます。

荷物棚も飛行機と同一のハットラック荷物棚(収納扉あり)を採用、振り子式で曲線区間でのスピードで荷物の転落に配慮しています。

グリーン車は1−2列、普通車は2−2列のシートです。座席間隔も485系よりもかなり広くなっております。

曲線区間を走行するため、JR九州初の制御振り子式を採用して、曲線区間のスピードアップにも貢献しています。

パンタグラフも下枠交差式から2000年より順次シングルアーム式に交換されています。

 交流60hz20000Vの電化区間で走行可能です。JR九州限定になっています。

2005年から2008年までリニューアル工事が実施され、車体の色もインディゴブルーメタリックに、車両の連結部分には、転落防止用外幌設置、

車内のフローリングはカーペット敷から白木のフローリングに変更されました。

 現在運用されている特急列車は、「ソニック」のみですが、過去には下記の列車を運転していました。

かもめ:長崎〜博多、ハウステンボス:博多〜ハウステンボス、にちりん:大分〜博多、きらめき:博多〜門司港

走行する沿線は、耶馬渓やゆけむり(別府温泉・竹瓦温泉)などの有名な観光地が存在しています。

【画像解説】
@グリーン車
A普通車
Bリニューアル前普通
Cデッキ
B荷物棚
@883系:グリーン車A883系:普通車B883系:改造前の普通車座席C883系:パノラマデッキD883系:ハットラック荷物棚