開発の経緯と現在:特急用車両である485系
の置き換え用として導入され、日立製作所、近畿車輛にて製造されました 。
現在、90両が南福岡車両区に所属しています。
歴史:1987年のJR民営化後、485系の置換え用として1991年まで製造、「有明」、「かもめ」、「みどり」に投入されました。
その後、篠栗線や筑豊本線の電化や九州新幹線の開業などで、特急列車の増設や485系電車の置換えが実施され、現在に至っています。
車両の構成と車内について:スラントノーズの先頭車両(前面展望できます)、中央に出入り口ドアを設置するなど、ユニークな発想の車両です。
グリーン車は1−2列、普通車は2−2列のシートです。座席間隔も485系よりも広くなっております。
交流60hz20000Vの電化区間で走行可能です。JR九州限定になっています。
編成の増設を目的に、中間車両を先頭車に改造され、切妻タイプの車両もあります。
現在運用されている特急列車は、下記です。(2024年3月のダイヤ改正時点)
きらめき:博多〜門司港、かささぎ:博多〜肥前鹿島
みどり:博多〜佐世保、ハウステンボス:博多〜ハウステンボス
以前は下記の列車にも運用されていました。現在は、787系
に置換わっています。
にちりん:大分〜佐伯・宮崎空港、にちりんシーガイア:博多・小倉・大分〜宮崎空港、ひゅうが:延岡〜南宮崎・宮崎空港
きりしま:宮崎〜鹿児島中央。
2022年9月23日の西九州新幹線の開業でのダイヤ改正ではあまり変化はありませんが、
「みどり」の885系
投入により運用が若干減っています。また、残念ですが、製造から30年以上経過しており、廃車も発生しております。