開発の経緯と現在:731系に続くJR北海道の通勤電車で、日立製作所が製造を担当。
車内はロングシートであり、客室レイアウトや先頭部デザインなどは731系をベースとしています。
ただし客室面では、731系に装備されていた収納式座席は廃止され、外観では側面については側面上部が狭まる731系に対して
735系は垂直に立ち上がっています。また床下を約10cm下げることで、乗降口のノンステップ化を実現。
また、制御装置はIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御を採用、721
、731
や733系
と併結運転が可能です。
現在、札幌圏の通勤列車と千歳空港へのアクセス列車に使用されています。
車両の特徴と車内について:車体については、これまで極寒冷地では使用実績の無かったアルミダブルスキン構体を採用。
そのために2010年に実質的な試作車として3両編成×2本が登場し、各種の試験を実施して2012年5月より営業運転を開始。
その後はステンレス車体を採用した733系が本格投入されており、735系の量産には至っていません。
JR四国の2600系
気動車と同様に試作的要素が多い電車です。
乗降時間短縮のため、車内は全てロングシートで、スタンションポールで区分されています。これも731系と同様です。
列車編成は、3両編成で、全て札幌運転所に配置されています。
かつては、区間快速(「いしかりライナー」)列車としての運用もありましたが、2020年3月14日ダイヤ改正で廃止されました。