開発の経緯と現在:札幌圏の輸送力増強と2012年の札沼線電化での増備と
2015年の北海道新幹線開業に併せた函館〜新函館北斗間の直通列車の増備(1000番台)などで、129両が製造されました。
走行性能は、731系
とほぼ同一で座席は札幌圏の通勤対応上ロングシートとしました。川崎重工業で製造されました 。
現在、札幌圏の通勤列車と千歳空港へのアクセス列車および、北海道新幹線のアクセス列車(函館ライナー:函館〜新函館北斗間)に
使用されています。721
、731や735系
との混結運用もあります。
車両の特徴と車内について:先頭の運転台は731・735系に似た形状です。車体はステンレス鋼です。
側面客用扉は各車両とも3か所で、冬期の使用環境を考慮して片引き式とし、有効開口幅は731系と同様の1、150mmです。
高さは731系より20mm高くした1、870mmとしています。
座席は3000番台のUシート車を除き、片持ち式ロングシートで、座席のモケットは北海道の草原をイメージした緑色系、
優先席はオレンジ色の表皮を使用しています。座席の座面と背ずりでモケットを変え、背ずり部分では草原に咲く花をイメージした
ドットを配しています。
列車編成は、基本番台が3両編成、3000番台(空港アクセス用)が6両編成、1000番台(函館ライナー)が3両編成。
札幌運転所に基本と3000番台、函館運転所に1000番台が配置されています。