「悪い奴はね、ハニーフウという名前でね、きれいな花模様をしていて、とても良い匂いをだすそうだ。蝶や蜂や虫たちは、ハニーフウのそばによると、まるで花が咲いているかのように幻覚に惑わされ、ふわっとした気持ちになって、その悪い奴に吸い寄せられるんだ。そいつは、待っていましたとばかりに大きな口を開けて虫たちをいっぺんに飲み込んでしまうそうだ。そうやって、この『ゆうすげの丘』の虫たちがたくさんあいつに食べられてしまうのだそうだ」 

「へー、悪い奴って、汚くて恐くて臭い奴ではないのか・・・」
「やっぱり、きれいって誰でも騙されちゃうのよね」
みんな、感心しながら聞いています。
「でも、このまま、ほっとけないだろう。だから、こんな案はどうだろう」

イボタノキは、みんなに話し出しました。

ホームページへ戻る
次ページへ
前ページへ