「お母さん、みかだけど。一生のお願い!もうすぐ、子どもたちが、家に電話をしてくるの。今日、幼稚園でね、7時から7時半まで、サンタさんが、ここにいるから電話をしてみてと言って、うちの電話番号を教えたの。お母さんが、サンタさんになって、答えてやってね。あと、よろしく!」と、言って、電話をきってしまいました。驚いたのはみか先生のお母さんです。
「あら、あと3分しかないわ。どうしましょう」
―そら君のお家では―
「ママ、まだ7時にならない?」と、何回も聞いています。
「もう少しよ」と、お母さんは、何回も返事をしています。
そら君のお母さんは、そら君に、サンタクロースを、信じさせているので、みか先生がどうするのか、そら君以上に、楽しみにしています。
― ひなたちゃんのお家では ―
「ママ、サンタさんはパパよね」と、言いながらも、サンタさんの電話のことが、とても気になります。
「ママ、まだ、7時にならない?」と、この繰り返しが続いています。
みか先生は、7時までに自宅に帰って、声をかえ、サンタさんになって、子供たちからかかってきた電話に出るつもりでした。
ところが大変です。職員会議が長引き、7時までに帰れそうにありません。
「わ!ピンチ!しかたがない。奥の手だわ」と、言いながら、自分の家に電話をかけました。
