チャムは、この老人を、ウインナーのおばあさんと、心の中で呼んでいます。
チャムは散歩があまり好きでありません。
なぜならいつも子どもたちに
「ねえ、おばちゃん、それって犬?それともきつね?でも身体は豚みたいだね」って、言われるからです。
お母さんは、それを聞くといつも、必要以上に笑うのです。
『私って、れっきとした血統書付きの犬よ。
もし、君たちが犬だったら、私とお付き合いなんか出来ないのよ』
「チャム、あなたって本当にすばらしい犬よ。
だって、あなたを見る人の顔を見てごらんなさい?ほら、さっきまで、難しい顔をして歩いていた人が、あなたを見たとたん、くすって笑顔になるでしょう。あなたはすばらしいわ」と、お母さんはいつも私をほめるのです。
