チャムはとっても太っていて、何から何まで、犬とは思えない犬です。
今日もお母さんと、お散歩に出かけました。
「おーや、チャム、今から散歩かい?帰りに寄るんだよ。待っているからね」と、家を一歩出たところで、近所のおばあさんから呼び止められました。
このおばあさんは、とてもお金持ちなのですが、けちで無愛想で、近所の人はみんな嫌っていて、挨拶もしません。
でも、お婆さんは平気で
「ああ、どいつもこいつも貧乏人ばかりだね。わたしゃ、一人で結構。フン」
でも、チャムにだけは特別です。
「まあ、いつもすみませんね。では帰りに寄りますから」と、お母さんはおばあさんに言いました。
おばあさんは、お母さんには振りむきもせずに、チャムに話し掛けています。
「チャム、さっさと散歩をすましておいで」
チャムは、
『ありがとう。ウフ、今日はどこのウインナーかしら?この前は、黒豚のあらびきだったわ。あのジューシーにお口一杯広がる感じやパリッと薄皮の歯ごたえのよさったら・・・ロングタイプは、もっともっと、おいしいのよね。今日もあれだったらいいのに・・・』
お母さんは、
「さあ、お散歩よ」と、公園に向かいました。
