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![]() 郵便葉書の”葉書”の語源は、大きなタラヨウの葉の裏に、爪などで引っ掻いて、便りを書いた慣わしからなのだそうです。
自然の中で遊ぶことや、野山の材料で物を作ることから遠ざかってしまった今の子供たち。大人も子どもも手紙を書くのは、せいぜい年賀状くらい。その年賀状もパソコンで印刷されることが多い昨今です。便利なeメール、携帯電話の勢いは増すばかりですね(編集子もその仲間の一人ですが・・・) この夏休み、タラヨウ葉書で暑中見舞いなど出すと面白いでしょうね。送る側も、もらう側にも、きっと新鮮な驚きが生まれますよ。
あわただしく生活するなかにあっても、四季折々の移ろいを感じさせてくれる、わが国の自然環境のありがたさを忘れてはならないと思います。それには、より多く野山で遊ぶ機会を持つことが一番です。自然に親しめば、おのずと愛しむ心持が芽生えます。 自然から一方的に恩恵を授かるばかりでなく、なにかしらお返しをしてみる。そうすれば、さらに味わい深い楽しみが得られることでしょう。 |
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![]() 「これは橡といって、にびの染料になるものです。どんぐりのへたを集めて煮出した汁です」 にびの染料は橡と檳榔樹(げんろうじゅ)の実と二種類ある。 「今日染める布には橡がいいでしょう。媒染液はおはぐろ鉄をつかいます」 ーーー【幸田文の箪笥の引出し】青木玉著より |
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『くれなゐは 移ろふものぞ 橡(つるばみ)の 馴れにし衣(きぬ)に なほ及(し)かめやも』 (万葉集巻十八・4109)ーーー大伴家持 意)紅花の色は褪せるものだ。橡の実染めの着馴れた服にやっぱり及ばない。 クヌギは、ネパールから中国、朝鮮半島を経て、九州・四国・本州(岩手・山形両県以南)の雑木林に多い落葉の高木で、高さ15m、直径60cmに及ぶものがあります。雌雄同株で、五月ころ雄花穂が垂れ下がります。堅果(ドングリ)は二年目に熟します。 古く庶民の衣服の染料となり、淡褐色ないし黄褐色染めとなりました。材は船舶、車両用となり、薪炭用としても良材です。近年ではシイタケ栽培の榾木(ほだぎ)として多く用いられます。 |
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詳しい内容は ![]() |
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クマのイラスト(カミサン作)を、アイロン・プリントしたTシャツ。 【熊棚・くまだなの会】のイベント時に着用しています。 |
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![]() なるべく従来の一斉林をやめて複層林にかえていこうという試みがなされている。複層林とは、いろいろな高さの木で構成された森林のこと。 この複層林を天然更新させることが、これからの林学の核心ともいえる課題であるという。 |
![]() 今年も来月(7月)の末に、福島県郡山市、天性寺の『緑蔭禅のつどい』に参加させていただき、【子どものための自然保護べんきょう会】を行ないます。 住職:木町元猷様、副住職:木町元秀様はじめ、関係の皆様のご好意に感謝しつつ、カミサンと二人、しっかりと講師役を務める所存です。 純日本産の、最後の朱鷺『キン』は、今年で36歳(推定)になります。人間の年齢に直せばゆうに130歳を超える命だそうです。 世界ではじめて野生の朱鷺の餌付けに成功し、日本の朱鷺を絶滅から救うべく、キンちゃんを胸に抱きかかえた、宇治金太郎さん、カヨさん夫妻の心情を紙芝居に描き、その物語を通して、自然や野生動物を守ることの大切さについて、子どもたちがそれぞれの心で考える手助けができればと願っています。 ムシムシした、うっとうしい雨模様の日が続きます。でも梅雨は植物にとって、なくてはならぬもの。この時期、植物は豊かな水を得て大きく成長します。まさに山滴る季節です。 【皆伐の山を鎮めるほととぎす】ーーー百画 我が家の狭いベランダに机とイスを置き、湯上りにささやかな涼を楽しんでいます。冷たいものを取り過ぎぬよう心掛けておりますが、つい・・・(笑) 皆さん、夏バテなどなさらぬよう、お元気でお過ごしください。 山の動物たちが待っています。秋になったらドングリ拾い、よろしくお願い致します。 |
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