『フォレストグラフィティ・くまだな』    編集・発行 【熊棚・くまだなの会】 2004.6.20
 【もくじ】
 ◆巻頭言 『植物になりたい』
 ◆月の輪ひろば『お便りコーナー』
 ◆季節の足あと(2004春)
 ◆編集後記
 【日本一のブナ】
和賀山塊のブナの巨樹は、まず抱返渓谷右岸の小影山(標高558m)の山頂台地(秋田県田沢湖町)で見つかった
幹周りは8.1mもあり、函南原生林(静岡県函南町)のブナ6.4mを上回る日本一のブナとして話題をさらう
ところが、その後の調査で、小影山の向かいに位置する白岩岳(標高1230m)の中腹(秋田県角館町)で、幹周り8.6mのブナが新たに発見された
これが現在のところ幹周りにおいて日本一とされるブナである
奇形ブナの日本一は、鳥海山麓に自生する幹周り7.8mの『あがりこ大王』(秋田県象潟町)
他、ブナの巨樹は、浪岡のブナ8.3m(青森県浪岡町)、梵珠山のブナ8.0m(同じく青森県浪岡町)、戸沢のブナ6.35m(山形県戸沢村)など、東北地方に多い
(環境省生物多様性センター、平成11・12年度の調査結果による)
ーーー週刊・日本の樹木(学習研究社)より