1998年7月10日から運転されている寝台特急型電車です。現在唯一の夜行寝台列車です。
1967年製造の581(583)
系以来、30年ぶりの寝台電車で、7両編成5本が製造されました。
3編成はJR西日本所有車(0番台:後藤車両所)、2編成はJR東海所有車(3000番台:大垣車両区)になっています。
東京〜出雲市・高松間での運転、途中岡山駅で、出雲市行きの「サンライズ出雲」と高松行きの「サンライズ瀬戸」を分割・併合します。
下りは、東京21:50発で、高松07:27着・出雲市09:58着、夜行列車にしてはかなりの高速です。
以前は、東京22:00発でしたが、2021年3月13日のダイヤ改正で21:50発になりました。(特急「湘南15」
が22:00発)
上りは、高松21:26発・出雲市18:51発で、東京07:08着です。岡山や姫路からの新幹線乗り継ぎも可能です。
下りの「サンライズ瀬戸」は、早朝に瀬戸大橋を渡りますので、瀬戸内海の早朝の景色を堪能できます。
上りも下りも滞在時間を有効に活用できる出発時間帯となっています。
車体は、2階建て構造が基本で、高さも幅も車両限界いっぱいまで拡張しています。幅が2935mm、1両21m級車体の鋼体です。
松山までの延長運転を考慮して予讃線のトンネル断面に対応するため、パンタグラフは特殊な構造となっています。
1編成7両で、シングルデラックス(A個室)、サンライズツイン(B寝台個室2名用)、シングルツイン(B寝台個室1名用)、
シングル、ソロといったB寝台1名用個室やのびのび座席(カーペット敷きで布団あり)と多彩な設備があります。
シャワーも完備。ただしシャワーカードはすぐに売り切れとなりますので購入はお早目に・・・
また、臨時で出雲市〜東京間での運転もあります。1編成7両での運転です。上下とも大阪駅で乗車可。(サンライズ出雲91・92号)
定期列車については、上りのみ大阪駅(00:33発)での乗車ができます。