開発の経緯と現在:予讃線の電化延長開業にともなう気動車特急の置換えとして導入、日立製作所と日本車輛で製造されました 。
現在、48両が松山運転所に所属しています。
歴史:1992年に予讃線の新居浜電化開業で、臨時の「しおかぜ、いしづち」として投入されました。(試作編成)
その後、1993年の伊予市までの電化延伸開業で、「しおかぜ」は岡山〜松山・伊予市間、「いしづち」は高松〜松山間の運転となり、
現在に至っております。2014年には、8000系を置換える目的で8600系
が投入されましたが・・・・
車両の特徴と車内について:流線形の丸みのある先頭車両、車体はステンレス鋼です。
グリーン車は1−2列、普通車は2−2列のシートです。座席間隔もかなり広くなっております。
曲線区間を走行するため、制御振り子式を採用して、曲線区間のスピードアップにも貢献しています。
2005年からリニューアル工事が実施され、車体の色も変更され、車両の連結部分には、転落防止用外幌設置、
内装は従来のままで据え置かれた普通車自由席も、ドア周りに紺のグラデーション塗装を施し、外から視覚的に座席種別が分かりやすいように
手が加えられました。
現在運用されている特急列車は、「しおかぜ、いしづち、ミッドナイトEXP高松・松山、モーニングEXP高松・松山」です。
走行する沿線は、瀬戸大橋、道後温泉などの雄大な景色と有名な観光地が点在しています。