サンタさんに変身した、みか先生のお母さんは、ほっとする間も無く、電話です。
「プルルプルル・・・・」
「サンタさんですか。私、ひなたと言います。なんでここにいるのですか」と、ひなたちゃんは、一番、気になっていたことを質問しました。
『それはね、日本の良い子に、プレゼントを持って来たからだよ。遠い遠いグリーンランドからトナカイに乗って来たんだよ。だから30分間だけ休憩しているのだよ』と、しどろもどろで、みか先生のお母さんは答えています。
「ほんと!」と、ひなたちゃんは急に元気な声で、
「ひなたね、良い子にしているから、テディベアーを、お願いします」
『ひなたちゃんだね、やさしい友だち思いの子になれるかね。』
「はーい!」
『サンタさんとの約束だよ。では、メリークリスマス!』
となりで、電話を聞いていた、ひなたちゃんのお母さんは、心のなかで、
(みか先生、ありがとう。子どもに夢を与えて下さって、うれしいですわ。久し振りに心を潤すことが出来ました・・)
その夜、八時半頃、みか先生はケーキをおみやげに帰って来ました。
「お母さん。何人、電話を掛けて来た?」
「8人よ。お名前と欲しい物を、書き留めておいたから、ちゃんと、お母さん方に伝えておいてね」と言って、みか先生のお母さんは、まんざらでもなさそうでした。
