むかし、佐渡島の真野という小さな村で、金太郎じいさんと、おばあさんが、仲良く暮らしていました。

金太郎じさんは、心のやさしい、鳥の大好きな、おじいさんです。
野鳥を観察したり、ケガをした鳥を保護して、元気になると、また野山に放してやっていました。

金太郎じいさんの家には、いつも子どもたちが遊びに来ます。

子供たちが来ると、金太郎じいさんは、小鳥を肩に乗せながら、珍しい鳥の話や、野鳥の鳴きまねをして、みんなを楽しませてくれました。