E8系は東北新幹線での最高速度300kmh運転に対応し、E3系
を置き換えるために登場した車両です。
既に運用しているE6系をベースにした設計で、雪対策と乗り心地を改善した車輛となっています。
先頭形状はE6系
同様の「アローライン」形状を基本(E6系の13mよりも短い9mで座席定員が増加))として、
車体傾斜装置も搭載され、分割併合機能を有しており、E5(H5)系と連結して運転されています。
車内は、通常の普通車とグリーン車で構成されています。全席に電源コンセントが設置されています。
11号車がグリーン車(Msc)で、12〜17号車は普通車(M1〜M3、T1、2)、車体幅(2945mm)の影響で、2−2列配置の座席です。
また、全車に荷物スペースを設け、客室内・デッキ・通路に防犯カメラが設置されています。
1編成の構成は、東京方から、Msc+T1+M1+M2+M3+T2+Mcと構成で、パンタグラフはT1とT2に設置されています。
最高速度は300km(宇都宮〜福島間)で、現在、使用されている列車は
@「つばさ」:東京〜山形・新庄間A「はやぶさ」B「やまびこ」C「なすの」(A〜Cについては今後の運用で決定の予定です。)
車体は、アルミニウム合金、7両編成で、グリーン車1両、普通車(2ー2列シート)6両の構成です。
車体の幅が在来線車両と同様ですので、東北新幹線の駅では、ドア下部より可動ステップが出てきてホームと車体の隙間を埋めます。
最高速度は、宇都宮〜福島間:300km、その他の東北新幹線区間:260km、山形新幹線区間:130km、
「つばさ」は、福島から、山形新幹線(奥羽本線)の在来線を直通するため、最高速度が130kmに抑えられています。
なお、E5系
との併結時は、17両編成という新幹線で最大の編成となります。(「のぞみ、ひかり、こだま」は16両編成です)
号車が11号車からですが、E5系の10両編成と併結するための誤乗防止のためです。