「そんな短い裾、銀さん認めた覚えはありませんよー」
の着物の裾を捲り上げるように掴みながら、銀時は言った。




花に種




「っ!!何処掴んでんのよぅ!」
ぱしっと手を払い着物の裾を押さえて銀時の方を振り返る。
よぅ、変な男に捕まったらどーすんだよ」
払われた手を所在無さ気に揺らしてむすっとした顔。
はまだ後ろ手に着物の裾を押さえ、銀時から離れるように距離をとった。
「捕まらないもん」
「俺は助けてやんねーぞー・・・こんなことされても」
いいながら銀時の手がまたしてもの着物の裾を掴み上げた。
今度は思い切り。
「ぎゃーっ!何してんの!!銀さんの変態!!」
べろりと捲れ上がった着物の裾。
「お、花柄」
「見てンな馬鹿ァっ」
ゴヅッ・・・!!と鈍い音が部屋に響いた。
銀時を殴り飛ばしたはキッと少し離れたソファに座っていた新八を見据える。
その迫力に新八は少し体を硬くした。
「な、何だい・・・、ちゃん・・・」
「あたしの花柄・・・見た?!」
そう、女とはそういうどうでもいいところに拘る存在。
新八は首を思い切り横に振った。
確か白い花に緑の葉っぱがプリントされてた紐パンだったな・・・と記憶の端に縫いつけながら。
「・・・見てないなら良いよ。じゃぁ、買出し行って来きます。お留守番宜しく」
ぱたん、と小さくドアが閉まった。
飛び火しなくて良かった・・・新八は胸を撫で下ろす。
そしてちらりと床にブッ倒れた銀時を見た。
「あーぁ・・・白目剥いてる」
一歩間違えば我が身に降りかかったであろう災厄を目の当たりにし、新八は少し怖くなった。




「卵とー、玉葱とー、鶏肉とー・・・」
今晩は親子丼にしようと出来るだけ安い食材を手にする。
さっき殴り飛ばしてしまった銀時にはご機嫌取りの為にキャラメルを買ってあげることにした。
「銀さんは安いからねぇ。まあコレでも与えとけばおとなしくしてるデショ」
「誰が安いって?」
キャラメルを取りあげたの手ががしっと捕まる。
はっと顔を上げれば、そこには何時の間にやら銀時がいた。
・・・先ほど殴り飛ばした時の頬を腫らして。
「あ・・・銀さん」
「・・・・・・帰ンぜ」
「え、まだお金払ってないし・・・!」
銀時がぐいぐいの腕をひっぱり、店の外へ行こうとするのをなんとか止める。
そして急かすのを待たせて勘定を済ませると、銀時は無言での腕を取った。
「・・・」
「・・・銀さん・・・?怒ってるの?」
しかしそれにも答えない。
取りあえずキャラメルを取り出して銀時の方に差し出してみる。
「銀さん、あーんして」
「・・・」
無言だけども口を開けることは開けるし、キャラメルも食べた。
でも機嫌は悪そうである。
どうしたものかとは首を傾げた。
「・・・銀さん、殴ったことならごめんなさい。でもさ、女の子の着物の裾捲り上げるのは良くないよ」
「別に・・・殴った事を怒ってるわけじゃねぇし」
でも怒ってるんじゃん。
腕を強く掴まれて、歩幅もあわせずずんずん歩いて。
「もっと危機感持てよな。周りの男共がお前見てんだ」
「・・・!」
不貞腐れたように冷たく言い捨てられて、はたと周りを見回した。
人っ子一人いない周りを。
「ていうか・・・何処にも男なんかいないけど」
銀時の顔色を伺いつつずんずん歩かされてきたので、気付けば人通りの少ない裏通りみたいなところ。
見渡して目に入るのは男でも女でもなくて、如何わしい看板ばかり。
「銀さん、何処行くの」
流石に不安になっては銀時の顔を見上げた。
既に怒っているような気色は見当たらない。
・・・やられた・・・と思っても既に遅すぎたわけである。
「ちょ、銀さん、ナマモノ買ったから早く帰らないと・・・っ」
「安心しな。連れ込み宿でも冷蔵庫ぐらいあらァ」
「いやーっ!!」
声を上げども誰も助けてはくれない。
元より殆ど人のいない通りだ。
はそのまま銀時にずるずると引きずられ、一軒の宿に連れ込まれてしまったのだった。
腕を引かれ廊下の置くの襖の向こう。
それが二人に用意された部屋だった。
強引に銀時によって連れ込まれた
一組の蒲団が敷かれたその小さな部屋を見て僅かに緊張が走った。
「ぎ、銀さん・・・っ、どういうつもり・・・?」
「アァ?おいおい、どういうつもりもこういうつもりも・・・セックスするつもりに決まってンだろーが」
握っていた腕に力を込めて、銀時がを引き寄せ後ろから抱きしめる。
「俺等恋人同士だろォ?邪魔も入らねェしゆっくりハメハメアンアンやろーぜ」
「なっ・・・」
猥褻な言葉にの頬が赤く染まった。
銀時の腕がぎゅぅ、との腰を強く抱く。
「・・・っ銀さん・・・」
の髪に顔を埋め、浅く息を吸い込む銀時。
柔らかい花のような香りが鼻腔をくすぐりじりじりと欲情を促してくれる。
「イーィ匂いすんなァ。銀さん興奮しちゃうよ」
腰を抱いた手を胸に移動させながら、銀時はうっとりした様子でそう言った。
「あっ・・・やン・・・!」
着物の袷目から手を差し入れて直に揉み込む。
「銀、さ・・・ァ・・・」
ちゅ、と銀時の唇がの項に吸い付いた。
それだけでぞくりと感じてしまう
「お、乳首勃ってきたじゃん。イイ?ちゃーん?」
「やっ、ァあんっ・・・!」
下着を上にずらして尖り始めたの乳首を指先で弄ぶ。
もう片方の手もの太股を軽く一撫でし、短い着物の裾から侵入してきた。
「ほら、短けぇの着てっからだぜ?こんな簡単にパンツに手が入っちまうのはよ」
無遠慮に入ってきた銀時の指がぐり、との溝に埋まる。
「っひゃァ・・・っ」
既に濡れていたソコは銀時の指くらいすんなりと飲み込んでしまう程。
ねとりと絡む粘液に助けられながら銀時はの中に指を出し入れする。
「おーすげ。ちゃんてば淫乱ですねー、こんなにあっさり指飲み込んじゃって如何しようもないですねー」
「そん、なっ・・・違っ、銀さんがァ・・・っ!」
毎晩のように求めるからこんな風になったのだと。
そういいたいけど口をつくのは荒い息と悲鳴ばかり。
「あれ、俺の所為にしちゃう訳」
意地悪い笑いを浮かべて、ずるりとから指を抜いた。
そして震える足でなんとか体を支えているを蒲団の上に押し倒す。
「悪者にされて銀さん悲しーィ」
悪びれた様子も無く銀時は笑って言った。
「ちょ、銀さん・・・っ、ね、もう止めようよ・・・!こんな・・・」
「やだね。金勿体ねぇじゃん。料金分は愉しもうや」
の顎を押さえつけて唇を押し付けた。
ちゅく・・・と唾液の絡む音。
銀時の舌が優しくの口腔を撫でる。
舌を絡められ唇を吸われ、は絡み合う唾液を必死で飲み込んだ。
「んぅ・・・っ、ふ・・・ン、ン・・・っ」
何度も角度を変えながらじっくりと味わわれて。
その間にも銀時の手はの着物を肌蹴させていた。
「っはぁ・・・っ、はぁ、はぁ・・・っ」
漸く唇を解放され、は呼吸荒く酸素を吸い込む。
苦しげにしているの上で、しかしそれでも銀時は容赦ない。
両の手での豊かな胸を掴みゆったりと捏ねるように揉み始めた。
「うァ・・・っあ・・・」
僅かな抵抗心を見せようとしてかの手が銀時の手に添えられる。
しかしそれでは強請っているようにしか見えず逆効果といえよう。
のおっぱい美味しそうだなァ。ちょい味見」
「あァっ、や、ァンっ、銀・・・銀さん・・・っはぁっはぁ・・・っ」
ぴくぴくと体を跳ねさせながら銀時の舌の感触に翻弄される。
銀時は舌先で乳首を捏ね回したり、きつく吸ってみたり。
ちゅぷちゅぷと卑猥な音を立てて子供のようにの胸に吸い付いている。
「んー、柔らかくて甘ェなぁ・・・。堪ンねぇ」
軽く口許を拭いながら、銀時はばさりと着物を脱ぎ捨て更に下に着ていた黒い服も放り投げた。
そしての手をやんわりと掴むと、既に隠せないほど膨らんだズボンの前に触れさせる。
「もうチンポはちきれそー。可愛いおててでにぎにぎしてくんない?」
言って、ぐり・・・との手に腰を押し付けてきた。
そんな銀時の行動にはかぁっと頬を赤くする。
「や、ヤダよ・・・!」
「まぁまぁ、ちょっと握って扱いてくれるだけでいいからさー」
な?お願い。
なんて可愛く言われても全然は可愛いとは思えない。
だけど振り払おうとして僅かに手に力を込めたら、一瞬だけ銀時が顔を顰めた。
苦しそうな、何かを我慢するような・・・そんな表情。
なんだ、余裕ある振りして銀さんも結構追い詰められてる。
そう思ったらはなんとなくやる気になった。
「じゃあ・・・ちょっとだけだよ」
「お、マジで?言ってみるもんだな!・・・んじゃぁよろしく」
そういっての眼前に勃起した男性器が晒される。
別に見るのも触るのも入れられるのも初めてじゃないんだから、と言い聞かせはソレを軽く握った。
「・・・こ、こんな感じ・・・?」
緩く、ごく軽く。
恐る恐るといった感じでが銀時のものを扱く。
「・・・っ、もっときつく」
「え、こ・・・こうかな・・・?」
銀時に言われにちゃにちゃと音がするソレを一生懸命擦った。
「はァァ・・・イイぜー。銀さん幸せだねぇ。でもその可愛いお口でチンポ舐め舐めしてくれたらもっと幸せかもー」
「え、口・・・で・・・?」
流石に調子に乗りすぎだ、とは思うものの銀時が気持ち良さそうな表情を浮かべているのは悪い気がしない。
「・・・口の方が気持ちよくなれるの・・・?」
「おー、手の拙さも悪くねぇけどなァ」
「・・・」
擦り上げる手は止めず、だけどは少し躊躇した。
まだ口に入れたことは無かったから。
黙り込んだを見て、銀時は流石に外したかなと心配になった。
・・・しかし。
「・・・ちょっと、だけ・・・だよ」
ぼそりと呟いてがおずおずと銀時の勃起に舌をつける。
「っ・・・!」
――ぺちゃ、ぺちゃ。
銀時の先から滲み出た雫を舐め取るように舌を這わせる。
予想外のサービスに銀時は思わず目を見開いた。
「・・・ン」
柔らかなの唇が被さり、もう少し深く咥え込まれる。
「ふ・・・ン、んぅ・・・」
小さい口でたどたどしく咥えられ、己のものがの口を出入りする様に銀時のものは更に質量を増した。
「はぅ・・・なんか、おっきく・・・」
銀の糸を引いての唇が銀時から少し離れる。
更に上向きになったそれを不思議そうに見て、そす・・・と撫でた。
その手を銀時が掴む。
「・・・銀さん・・・?」
はた、と見上げた銀時はやはり何処か苦しそうな表情。
だけどその顔が色っぽくてはどきりとした。
「銀さんもー限界」
低く掠れた声。
興奮してるんだと思うとは少し嬉しかった。
、そこに四つん這いになれ」
言われたとおり銀時に背を向け、手と膝をつく。
すると無防備に晒した背中の帯がしゅるりと音を立てて解かれた。
の体から流れ落ちるように着物が落ちる。
そして昼間、裾を捲り上げられた時に見られた花柄の下着も銀時の手によってずるりと脱がされた。
「力抜けよ、入れンぜ」
着物を全て脱がされて肌寒かったの肌に、ふわりと重なる銀時の体温。
「っ、あ・・・は・・・ァン・・・」
ぬぶりと侵入してきた圧迫感。
思わず逃げそうになるの腰を抑え、銀時は緩く腰を進める。
「あっ、あっ・・・はァああ・・・っ」
内壁を擦りながら銀時はずんずんとを突き上げた。
「銀、さ・・・っ、あっ、あっ・・・アァぁ・・・っ」
後ろから深く深く探るように。
いやらしく銀時の腰が揺れるのが見えるようだと思った。
卑猥な妄想に思わずの中が収縮する。
「うっ・・・締まる・・・」
熱に浮かされたような声で呆然と銀時が言った。
そんな言葉ですらには堪らなくて。
ぞわりと背中を駆け上がる甘い痺れに頭が可笑しくなりそうだと思った。
「あっ・・・ダメ・・・も・・・もうっ・・・」
髪を乱しながら銀時の律動に翻弄されているの体が跳ね上がった。
「あぁぁぁ・・・・っ」
「・・・う、・・・っ」
びくんびくんと蒲団に突っ伏したの体が痙攣する。
断続的に内壁は銀時を締め付け、絶頂を教えていた。
「はぁぁっ、はぁっ・・・はぁ・・・っ」
荒い息で崩れ落ちそうになるの腰を支え銀時も2度、3度と打ちつけ漸く果てる。
どくんどくんと内部で脈打つ銀時の感触には体を起こした。
「・・・銀さん・・・ちょっと、ちゃんとゴムした・・・?」
大量に吐き出された銀時の粘液が内股を伝っているような気がする。
「・・・まぁまぁ、俺の種が花つけちゃったらちゃんと責任取るし」
「な・・・っ馬鹿ー!!!!」
――ゴヅッ!・・・と鈍い音が響く。
軽い既視感を覚えつつ銀時はその場に崩れ落ちた。












========================
4巻までの知識です。
うーん・・・銀さんの喋り方良くわかんないや。でも良く喋る男性ですね。萌え。
ところで銀魂は下ネタ満載で美味しい漫画だと思います。
こうだと知ってたらもっと早く買ってたのにな。
4巻で銀さんがパンツ貰ってるのにハァハァします。もてないってとこにもハァハァです。
後々もっと美味しい展開があるんでしょうね・・・期待に股間が膨らみますね全くもう。
さて今回は結構直接的に色々書いてみました。
これをキッツイなー・・・と思った方がいたらごめんなさい。
銀魂の銀さんだけは全部こんな風に書いていこうと思っております。