Tom Waits 名盤

Heartattack And Vine / Tom Waits
永遠の酔いどれ詩人。彼のことを端的に表した表現として有名な言葉です。ブルース、ジャズをベースにしたピアノを爪弾き歌われるメロディは、至高の時を刻む。彼の作り出すメロディの美しさは、他に類を見ないセンスがあると思います。数多くの偉大なるミュージシャンが、彼の曲をカバーしたがる気持ちが良くわかる気がします。そんな彼の7枚目のアルバムで、1980年に発表された、アサイラムレコード最後の作品をお薦めします。トムの音楽は、この後アイランドレコードに移籍し、妻キャサリン・ブレナンと新しいアバンギャルドな作品を多く共作してゆきます。大きく彼の音楽スタイルが分かれる事となった、分岐点の作品ということもあり初期と後期の両方のトム・ウェイツが感じれる傑作だと思います。妻キャサリン・ブレナンに捧げられた名曲「ジャジー・ガール」も収められています。


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