Rolling Stones 名盤

Exile on Main Street / Rolling Stones
人生の音楽観を変えてしまったRollingStonesのお薦めの1枚を選ぶことは、自身にとって非常に難しい。なぜなら、半世紀近くにも及ぶ驚愕的な長いバンド活動の中で、もちろん発表した作品もそれだけ多い。どれもがある意味特別な香りを放っている。その中で自身において、1枚を選ぶのは困難だけれど5枚を選べといわれればまだ選びやすくなる。
現時点の感覚で選べば年代順に
「December's Children」
「Let It Bleed」
「Exile on Main Street」
「Some Girls」
「Steel Wheels」
となる。これもその時々によって聴きたいアルバムも変わるので・・・。ということでその中からお薦めの1枚に選んだのが「Exile on Main Street」。第2期黄金期と呼ばれる時代の作品で、初代リーダーだったブライアン・ジョーンズの後を受けて加入したミック・テイラーの流暢なリード・ギターと、今や伝統芸の域にあるキース・リチャーズの”間”を活かした(弾かない美学)リズム・ギターが、バンドサウンドの中でくっきり分かれて主張していた時代でした。故、バンド・サウンドの完成度的には一番評価の高い時期。そんな中、当時アナログでは2枚組という大作で1972年に発表された。ルーズなブルースをベースにしたストーンズ流ロックが、全18曲最後まで聴き手をどっぷりと引き込んでゆく。このアルバムをお薦めする大きな理由のひとつとして、ストーンズを聴いたことがない人に最初に聴いて貰いたいアルバムがこれ。このアルバムを聴いて、いいと思えなかったらストーンズはその人に合わない音楽でしょう。と言えるストーンズサウンドを端的に表した大傑作。


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