「よかったねー」「よかったよー」   教会長      


新年明けましておめでとうございます。本年も「和らぎ」をよろしくお願いいたします。

 さまざまなことがあった平成20年も、無事に終わり、清々しい気持ちで新年を迎えました。本当にありがたいことと思います。
さて、昨年はうちの子どもたちにとっては試練の年だったようです。長男は中学3年生として、受験勉強?に励む毎日。親としてはやきもきするところなのかも知れませんが、意外に普通の毎日を送っていたように思います。残り2ヶ月余り、これからやきもきする日々になるのでしょうか。
二男は小学6年生=最高学年として、学校では色々とよい経験をしてくれたようです。何より、通知票の「行動の記録」のところに「思いやり・協力=相手の気持ちや立場を理解して思いやり、仲良く助け合う」という項目があり、そこで5年生の1学期からずっと「特に優れている」という欄に○をもらっていることが、私にとっては一番の喜びでもあるのです。
 
  そんな二男が11月末、学校で骨折するというハプニングがありました。何でも、友だちと「鬼ごっこ」をしていて、登り棒から飛び降りようとした際、真下に友だちがいて、瞬時にそこを避けようと右足をねじったようです。夕方、携帯メールに佐枝子先生から「日々希骨折」と連絡があり、すぐに電話をして状況を聞いた瞬間、私は「そらよかったねえ」と言いつつ、神様に御礼を申しあげました。すぐ下にいた子どもにけがをさせなかったこと。頭から落ちるような事故ではなかったこと。右足にヒビが入る程度のけが(でも全治8週間との診断)ですんだこと。けがをした直後から、周りの友だちがとても親切に接してくれて、友だちの存在の大切さを勉強してくれたこと…。けがをしたという事実以外のことからは、ありがたいことしか生まれてこなかったのです。12月24日、晴れてギブスが外れ、お風呂に浸かれるようになった二男の顔が、本当に嬉しそうでした。26日には12才の誕生日を迎え、何事もなかったかのように、彼の希望であった「伊賀の湯」=大きな銭湯へ行って、心ゆくまでお風呂を楽しんでくれました。
 昨年末、たわいもない会話の中で、ある教会の先生から「君はほんまにプラス思考やな」と半ば諦められるような口調で言われました。自ら積極的にプラス思考になろうとしているつもりは、毛頭ないのですが、そういう考え方や行動がどうやら身についているようで、後々考えると、そう言われることがありがたいことやなあと思えるようになりました。今年もお互いに「よかったねー」「よかったよー」と言い合える、そんな1年にできればと願っております。

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