タイミング!      近藤佐枝子

 昨年12月に、3ヵ月毎の検査に行った。そこで、甲状腺の値はよくなってきているが、それに付随する機能の低下が目立つので、早急に対処するようにとの注意をうけた。病院の先生から「今はまだいいが、このままでいくと、閉経後に取り返しのつかないことになる」と言われた。ショックだった。一週間位は食べ物のせいにして、よくないと思われるものを一切食べなかった。今思えば馬鹿なことをしたと思うのだが、自分ではそれが精一杯体のためにしている事だと思っていたし、体に問題があるというのに、よくないと思われるものを頂くのがご無礼だと思っていた。
 
  ある日、教会長がテレビでみたレシピをメモして持ってきてくれた。簡単に作れるオイルで、私の症状の改善にぴったりな効能があるものだった。教会長は普段そうテレビを見る方ではないのに、たまたまつけたテレビでやっていたというタイミングもありがたかった。そして、ある程度好きなようにやらせておいてくれたあとの、「何でも薬だと思って有難く頂けば毒にはならない」という教会長の言葉もありがたいなと思った。後から気づいたのだが、11月の大祭で母が「これ飲んだら」と持って来てくれたお茶も、ある信者さんが同時期に勧めてくれたものも、私の症状の改善にいいものばかりだった。

 そしてこの一連の流れの中で、自分の食べ物に対する思い、病気に対する思いも変わってきた。食べ物は、頂けるものはすべて頂いている。そして、教会長が見つけてくれたオイル、母のお茶、勧めて頂いたものすべても毎日頂いている。すべて、神様からのプレゼントだと思って…。病気に対しても、私の意識を変えてくれる神様からの信号の受信機だと思うようになった。今回気づかされたことと同様に、これからも何かしら病気を通じて教えられる事もあるのかなと半分楽しみで半分怖い?今の時点で(今後はどうなるかわからないし、人間が決めることではないけれど…)お医者さんから一生付き合わなければならないと言われているから、仲良く病気と付き合っていこうと思う。

 なにはともあれ、絶妙なタイミングでメッセージを伝えてくれる神様だから、それを聞き逃さないように、日々信心のけいこに励まないと、と思う。



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