天地の間に生かされている私たち  近藤 佐枝子 

 最近の日課があります。

  それは、宇宙飛行士の野口聡一さんのTwitter(ツイッター)をみることです。野口さんは、宇宙から撮った地球の写真を毎日のようにTwitterにUPして下さっていて、まさに地球の今を誰でも見ることができるのです。
  先日は土曜日の夜の京都・大阪・神戸の写真を見ることができて、大阪のキタとミナミの明るさに本当に驚きました。

  富士山やアマゾン、ダイアモンドヘッドなど、地球の美しさを感じられることと同時に、今にも沈んでいきそうなツバルの様子に、胸が痛んだり、色々な感情が湧きあがってきて、なんとなく泣きそうな気分になったりします。でもまさにそれが、私たちを生かして下さっている天地そのものなんですよね。

  以前も書かせて頂きましたが、今年の初めにマイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を観る機会を頂きました。
「HEAL THE WORLD」…「地球を癒そう」ということを伝えるために、ステージ上のありとあらゆるものにこだわるマイケル・ジャクソンの姿に、深い感銘をうけました。最初はなんとなく「地球を癒す」という言葉に、人間本位的な印象を感じたことも否定できないのですが、それでも、マイケル・ジャクソンの熱意に飲み込まれていきました。
  でも、野口さんの撮った写真を見て、人間本位など理屈を言っていること以前に、文字通り地球を癒せるのは私たちしかいないということ、そして、天地のお働きに対する感謝の気持ちを深く深く感じさせて頂きました。

  名張教会のご神前には世界平和を祈って、地球儀がお供えしてあります。これからは、世界平和を祈ることと同時に、天地のお働きに対する感謝の気持ちと、私たちのために傷ついた地球が癒されるよう祈りながら、自分にできることに取り組んでいきたいと思いました。

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