お・ひ・ろ・ま・え   教会長   

 私がご用いただいている金光八尾中学校・高等学校に「お広前」が誕生して、まもなく1年になろうとしています。その間、たくさんの生徒や先生方がお参りしてくださり、ありがたい思いでいっぱいです。

 一般の教会のお広前と違う点は、参拝してくる生徒・教員の大半が未信奉者であることです。しかし、あることに気づかされました。それは、教祖様が自宅神前を「お広前」として座られるようになった当初、参拝してくる人々はみんな「未信奉者」やったはず…。そして教祖様のお話に心打たれ、おかげを受けた人々が次々に「お手引き」を通して、あるいは、うわさを聞いて参拝者が増えていく…。
実は昨年6月以降、学校のお広前では、このこととほぼ同じようなことが繰り返し起こっていました。開設初日に、物見遊山的な者も含めて、数十人がお広前にやってきましたが、次の日からは、初日に来た生徒が、友だちを連れて参拝にくる。翌日はまた別の友だちを…という具合です。

 年明けからは受験を控えた高3生の参拝が目立つようになりました。センター試験の前日には、クラス毎にまとまって、時間をずらして高3生全員が参拝に訪れました。卒業式まで、お広前はとても賑やかでした。
 彼らが巣立ち、新年度になると、昨年から「日参」していた数名の生徒だけの参拝という日もあり、寂しさを感じる日々が続いていました。しかし4月末が近づくと、「先生、初めて来たんですけど、お参りの仕方教えてください」「彼女欲しいってお願いしてもいいんですか」など、初めて参拝してくる生徒が来るようになり、「ここ、めっちゃ落ち着きます。毎日来てもいいですか?」「明日友だち連れて来ますね」など、うれしいことばを投げかけてくれます。

 若い彼らを惹きつける「お広前」の魅力って何なんでしょうね?とにかく毎日、その彼らから、計り知れない元気と希望をもらっています。
 名張教会のお広前も、参拝者の皆さんを、必ずおかげをいただけるという魅力いっぱいで「お・も・て・な・し」できる「お・ひ・ろ・ま・え」にならせてもらえるよう、がんばります!

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