ことば  副教会長  

  先日、『この歌詞が刺さった「グッとフレーズ」』という番組を見ました。実は見ようと思って見たわけではなく、レコーダーのおまかせ録画に引っかかり自動的に録画されていたもので、運動をしながらの「ながら見」として見始めたものでした。

  この番組は世代別に色々なシチュエーションで心に残った曲のフレーズを紹介するもので、歌詞のみに特化していて、とても分かりやすく、運動が終わった後も結局最後まで見入ってしまいました。とても印象的だったのは、インタビューに答えている人達があつく興奮気味に、心に残っているフレーズについて語っていて、多くの人たちがひとつひとつの「グッとフレーズ」に背中を押してもらったり、心を動かされたりしていることを、改めて実感することができました。そして私たちはそういうものを求め、そういうものと共に生きているということを感じました。
そして私もまた多くの「グッとフレーズ」に出会って心を動かされてきました。皆さんの「グッとフレーズ」は、90年祭の1年前から、365個、カウントダウンとして書いていただき、日めくりのようにお結界に掲げ、毎日読ませていただきましたね。

  教祖様のもとにお参りされていた直信の方々にも同様のことがいえるかもしれません。教祖様のご信心のあり様に感銘を受けた方々が、教祖様の人となりやお言葉を私たちに伝えて下さっているものが教典であり、『教典抄 天地は語る』の中身です。直信の方々は教祖様のお言葉に出会い、それに心を動かされ、背中を押していただき、信心生活に励まれたのだろうと思います。私たちもそれにならって教祖様のみ教えをしっかりといただき、信心の稽古に励んでいかなければならないと心から思います。そして教典が私たち生活にもっともっと身近なものになるよう願っています。



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