小阪教会長帰幽      教会長

 私の父であります、金光教小阪教会長、近藤明師は、平成17年4月7日午前4時、享年83才でもって帰幽しました。
 父は大正11年3月14日、祖父である近藤照道(小阪初代教会長)・祖母照子の間に生まれました。大学在学中に学徒出陣として海軍に召集され、戦後復員、浪花女子高等学校(現、金光藤蔭高等学校)教員などの御用を経て、昭和25年に金光教教師に任ぜられました。その後、青少年育成の願いのもと、日本ボーイスカウト布施第一隊(現、東大阪第1団)設立、金光教教務の御用を頂き、教会内外の多岐にわたって御用のおかげを頂いてまいりました。
 4年ほど前より徐々に体が弱ってまいりまして、教会広前の脇でベッドでの生活をさせていただいておりました。しかし、参拝される信者さんと歓談もし、祭典時には車いすで玉串奉奠もさせていただくなど、家族や信奉者とともにすごさせていただいておりました。
 先日、3月14日には、家族・信奉者みんなとともに83才の誕生日をお祝いさせて頂きました。まさかこんなに早く亡くなるとは思ってもおりませんでしたが、最期はまことに安らかに、教会でむかえさせていただくことができました。
 葬儀は4月9日、難波親教会長、近藤武野先生をご祭主に、つつがなく仕えさせて頂きました。旧制中学時代の学友で、父と親交の深かった塩川正十郎前財務大臣も、ご多忙の中参拝下さり、ありがたいことでございました。
 生前、父がお世話になった方々には、深くお礼を申しあげますとともに、今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。

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