希望の光を  教会長
  

  このご時世、人気デュオ、「ゆず」の名曲が響いてきました。「Hey和(へいわ)」という歌です。 ←(youtube)
 歌詞を紹介いたします。

神は僕らの心の中にある 一つ一つの命の中に 耳を澄ませば聴こえてくるだろう 
気付かずにいた生命の声を
見上げた夜空に君を想うよ 
体中に感じる温もり
どこにいたって一人じゃないんだ 深い悲しみに泪溢れても 祈るように今日も唄う
Hey和 この地球に生まれ 
Hey和 僕らは出逢えた
君の為に 何が出来るのだろう
Hey和 絶えない微笑み 
Hey和 喜びの唄を
消せない明かり 灯し続けてゆく 君がいるから

神は僕らを試し問うのさ 罪を過ちを歴史は繰り返す 癒えることなく残る傷跡 
決して忘れずに僕ら生きる(中略)

どこまで歩けばたどり着けるだろう
終わり始まりを探し求めて
そっと目を閉じ 問いかけてみるんだ
雲の切れ間から 差し込む光(後略)
(作詞:北川悠仁)


  今、私たちは経験をしたことのない苦難にあえいでいます。それは、出口のないトンネルに入り込んだようにも感じられます。
 太古から、人類は伝染病との闘いを続けてきました。そのたびに、人々は神々に祈りを捧げ、一日も早い終息を願ってきました。近世になり、医学が発達してくると、ワクチンが開発され、感染拡大を未然に防ぐという考え方にシフトします。そしてついに、恐ろしい伝染病ひとつであった「天然痘」を地球上から撲滅させました。とはいえ、数ある伝染病の中で、この地上から完全に撲滅されたのは「天然痘」だけです。

『Hey和』をあらためて聴き直した時、今自分に何ができるのか、ということを問い直す気持ちになりました。

 生命科学、医学の発達におごることなく、この危機に直面する中、一人一人が取り組んでできることが、たくさんあります。

 私たちは、終息を祈念することはもちろんですが、難儀に直面している方の身になること、周囲を思いやることで、どう行動するべきかが見えてくるように思います。

 一人一人が希望を持つことで、必ず出口は見えてきます。そこには大きな光があることを信じています。


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