感謝して 副教会長
「テストの花道」という番組で、中学生のお悩み相談の中に、
「三日坊主が治らないので、いい方法を教えてほしい」
というものがあった。
タレントの所ジョージさんは、
「ちゃんと続けられている人は、いろんな人に感謝をしてるんだと思う」
と答え、
「いろんなことに感謝すると簡単には投げられない。でも、当たり前だと思って、
恵まれていることに気づいていないといくらでも投げられる。感謝して、これは
みんなのおかげなんだと思うと、飽きちゃっても簡単には投げられない」と繰り返し
教えていた。
最後は、
「学校に通えるのはなんのおかげかなと。
なぜ私はいつも食事ができるのだろうと。
なぜポケットにお金が入っているんだろう。
そこをなぜ?なぜ?とたくさん考えれば考えるほど感謝できるような自分が育つ」
という言葉でしめていた。
この言葉に出会ったとき、本棚の中の読んでいない本とか、DVDケースの中の
観ていない映画とか、裁縫箱の中の作りかけのカバンとか、去年の手帳とかを
思いドキッとし、反省した。と同時に、私たちが子どもたちに伝えるべき一番大切
なことは、感謝するということなんだと再確認できた。
否定すると人はそれに似てくるとよく言われる。否定する思いは心の中に残りや
すいからなんだろうか。そうであるなら、否定ではなくて肯定して、それを感謝で
きるような人間になりたいと思う。
まずは、出会わせて頂いたたくさんの人、物、タイミングに感謝して、「積読」の中
から一冊読んでみよう。