神様からもらったもの   近藤 佐枝子

年が明けて早やもう一ヶ月。寒信行も無事終了させていただくことができました。ありがとうございました。
 昨年、色々なことがあり、考えさせていただいた中で、病気も神様からいただいたものだからありがたく受けさせて頂き、神様ともに病気と向き合っていきたいと実感できたということがありました。
 しかし十月頃から体調を崩し、すごくしんどい日が続きました。思うように動けず、いつも横になっているといった感じでした。太ってきたなあ(私の持病は悪くなると太ってくるのです)と思っていると、詳しくは書きませんが体にも支障が出てきました。と同時に十二月には腰も痛め、精神的にも疲れ、以前書いた、実感させていただいたはずのことが崩れそうになりました。

 そして十二月末に受けた血液検査で、全然薬が効いていないという結果が出たのです。不思議なことに九月に薬を処方して頂いてから、今までにないくらい飲み忘れることもなくしっかり飲んでいたはずでした。このままではいけないということで、薬の量を倍に増やしていただいて今も飲んでいます。
 四日後、クリスマスの翌日、二男の誕生日がきて、二男も十歳になりました。そしてふと思いました。私の病気がわかって薬を飲み始めたのは、二男が生まれた次の年だから、私の病気も十年になるのです。ちょっとしたこの年に、神様からつつかれたのかなと思ったのです。薬さえ飲んでいれば大丈夫という気持ちに、なってはいないかということに…。

 教祖様は私たちに、祈れ薬れと教えて下さっています。すなわち先に神様にお願いしてから、薬を頂きなさいということです。その順番が違えばおかげは頂けないということなのです。
 十年間薬を頂いてきて、それが習慣になってしまい、祈れ薬れを実践しているつもりになっていただけではないかと反省しきりでした。
 こんな風に神様からつついて頂きながら、この病気と向かい合っていきたいなと思います。全快のおかげを頂くというのが本当の願いですが、それは神様に決めて頂いたらいいし、とにかくこの病気が私に必要な間は、上手につきあっていきたいと思います。
 


                                  「和らぎ」バックナンバーへ