神の目    近藤佐枝子        

 
                                    

 上の写真は、アメリカのNASAのバブル天体望遠鏡が撮影した「神の目」と呼ばれるもので、3000年に一度起こる自然現象だそうである。そして、この目を見たものは信じる信じないにかかわらず、7つの願いがかなうという、ドラゴンボールのような言い伝えもあるようで、一時期インターネット上をにぎわせていた。

 言い伝えを信じる信じないは別にして、この写真が広まったのは、この写真を目にした人の願いがかないますようにと、独り占めしないで、なるべくたくさんの人にシェアすることが大切だという話が一緒についてきたということがある。そこが素晴らしいなと思う。たくさんの人の願いがかなうことを願う。そして、すべての人の幸せを願う。それが、世界真の平和を願うことにつながっていけばいいと思う。

 

 神様からのおかげは本来こういうもので、すべての人に分け与えられているものである。金光教のお道を信心しているしていないは関係なく、すべての生き物は、天地のお恵みの中に生かされているのである。それに最初に気づかれ、天地の道理に基づいて生活され、神様からの信用を頂いたのが教祖さまで、私たちはその教祖さまの生き方をお手本にして、信心の稽古をしているわけである。

 そして、教祖様の生き方に少しでも近づかせて頂くことで、天地の道理に基づいて生きることの大切さに少しでも多くの人が気づき、それによって、少しでも多くの人が助かっていくことを願っていくことが、私たちのご用だと思う。結果、私たちも神様とともに助かっていくのだと思う。


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