自分をすくいあげてくれるもの  副教会長 

 以前紹介させてもらったかもしれないが、ある週刊誌で「よかったことしか書かない日記」というものに出会い、それに感銘をうけて自分なりに続けている。
 色々な項目があったが、項目すべてでは続かないと思い、「人からしていただいたことに対するお礼の気持ち」に限定して、携帯電話のメモ機能を使って記録している。どうしても思い浮かばない日は、日々のいのちを頂いていることのお礼を記入している。携帯電話のメモ機能は記録件数が限られているので、古いものから自動的に削除されてしまうが、かえってそれが自分にとって重くなりすぎなくていい感じに思う。

 内容としては、物理的なものや、心理的なものに対することへの感謝の気持ちがほとんどだが、時には、カツンときたことやショックをうけたことに対しても、無理やりにも見方を変えて、感謝の気持ちにもっていこうとする時もある。それが成功すると、本当にお世話になっている自分を実感でき、なんか嬉しくなる。
 三日坊主の私が、わりと長い間続いているのに自分でもびっくりするほどなのだが、ふと見返してみるとすごく気分がいいし、色々なことを感じさせていただける。

・自分はたくさんの人のお世話になって生きているということ。
・世の中には「ありがたい」と思えることがたくさんあるということ。
・「星の王子さま」にあった、大切なことは目に見えないってことが、実感として少しわかりはじめているということ。

このような日記に出会わせていただいたことに感謝すると同時に、これからも続けていくことで、自分を振り返るとともに、人を、そして起こりくることを多方面から見るけいこになったらいいなと思う。
 そして、たくさんの人・物・出来事との間にありてある関係、つまり、あいよかけよの関係をむすべたらいいなとも思う。
 
 結果、前向きにポジティブに生きていきたい。神様への祈りそして、すべてのものに感謝し、ポジティブな生き方こそが自分をすくいあげてくれるものだと思うから。

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