「ご神米」すごい!    教会長

 今年8月、沖縄で行われた高校総体に、金光藤蔭高校女子ソフトボール部が大阪府代表として出場し、準決勝まで進み、見事全国3位に輝きました。

 昨年までコーチとして指導し、今年から監督になったS先生。5月初めに私のところにやってきて「先生、金光教のお守りってどうやったらもらえるのですか?」と尋ねてきました。私は、金光教にお守りという概念のものがないということを話すと同時に、「ご神米」について詳しく説明しました。彼は、「ソフトの部員全員に持たせて予選に臨みたいのです。ぜひお願いします。」と申し出たので、「本来、お守りはないねんけど、本部の神具屋さんに行ったら、金光の紋が入ったお守りは販売してんねん。それに『ご神米』を一体ずつ入れて、お祈りして部員に渡すわ。もちろん、ご神米の意味も説明して…」と伝え、予選前、そのようにして渡しました。部員たちはとても喜び心強く感じてくれたようで、身につけて試合に臨んだ者もいたようです。予選では、なんとすべての試合を完封勝ちという快挙を成し遂げ優勝。生徒たちは「先生、ご神米ってすごいパワーくれるんですねぇ」と大喜びで言ってくれ、ありがたかったです。
 さらに、インターハイでも順当に勝ち進み、三回戦では、全日本代表の投手を擁する福岡代表のチームにも完封勝ちし、そして準々決勝も勝利という快挙を成し遂げました。惜しくも準決勝で敗れはしましたが、監督から「先生のお祈りのおかげでここまで戦えました。ありがとうございました」とお礼の電話をちょうだいしました。「私のおかげちゃうちゃう」と返しつつ、本当に嬉しい思いでいっぱいでした。

 試合には、那覇教会、林先生や信者さんも応援に駆けつけてくださり、健闘を讃えてくださいました。 選手たちにとっても、随分励みになったことだと思います。

 金光大阪サッカー部も、インターハイに出ました。惜しくも二回戦敗退でした。

 金光八尾は今、全国レベルのクラブはありませんが、先日、吹奏楽部が「コンクール大阪中地区大会」に出場し、銀賞をいただきました。半分以上が中学生で初心者という中、素晴らしい演奏をしてくれ感動をくれました。

 この夏、「金光」の名前を身にまとった若者たちが、大阪はもとより、全国いろいろな場所で活躍してくれています。とてもとても、ありがたくうれしいことです。その大多数が未信奉者の先生・生徒だということも、付け加えてありがたいことです。

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