ご本部天地金乃神大祭に参拝して   近藤佐枝子

  四月六日、教会長と共に願わせて頂いていた、ご本部天地金乃神大祭に参拝させて頂いた。特に今回は、合唱奉仕のご用をという願いのもと、歌の練習、衣装の準備にと同じ願いをもつ信者さん達と共に参拝させて頂くということで、思いも格別だった。
 そもそも、名張教会でコーラスを始めさせて頂いたのは、連合会で行われたご祈念に参加された信者さんの願いからである。そのご祈念会ではみなさんで童謡を歌われていて、名張教会でもコーラスをと願われた。その一つの願いが、ご時節を頂いてこういった形になって表れたことが本当にありがたく、格別な思いになったのである。
 リハーサルに参加したり、桜の下でお花見しながら食事をしたりしながら、体を温めていき、テンションがあがってきた所で祭典がはじまった。
 最初のうちは、自分の体から発する声というものを、神様にお供えさせて頂けるなんてすごいことだなあと思っていた。しかし、だんだん歌わせて頂いているうちに、ある典楽の先生がおっしゃっていたことを思い出した。「典楽でのご用奉仕は、お供えという次元ではなくて、祈りそのものなんだ」という言葉を。この合唱奉仕も、何百人という方達の祈りの集結だと気づくと、なんだかじーんとしてきて、その中に自分がいると思うと感動のあまり泣きそうになった。そして、同じ願いを持つ信者さん方と共にご奉仕させて頂けたことを、本当にありがたく思った。
 またお繰り合わせを頂いて、合唱奉仕のご用を頂けたら嬉しいと思う。そして、同じ願いを持つ方が、もっともっと増えていってくれたらと、また新しい願いをたてさせて頂いた。
 



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