近藤藤守先生百年祭 お社担ぎ手のご用をいただいて  近藤悠人
  

 私はこの度、近藤藤守先生100年祭の御用にお仕えさせていただいて、いくつかのありがたみをいただいた。
まず、普段会えない教会子弟の仲間と久しぶりに再会するきっかけをいただいたという事である。この先、歳を重ねるごとに
会える機会が減るであろうと思われる中、2年以上も会っていない仲間や、会いたくてもなかなか会えない仲間と再会できて
本当にありがたいと思うばかりであった。それと同時にお道の仲間のありがたみを再認識し、今後もこの気持ちを忘れないよう
心がけを持つ良い機会をいただけたと感じた。

 また、御用のお話を伺った時、さらに言えば本番になるその日まで、この御用の大きさを実感することができなかった。だが、
その日の朝の参拝者の人数や、来られている先生方の人数を見た時、初めてとんでもなくありがたい御用をいただいていると
いうことを実感した。お社を体育館の目の前までお運びさせていただいた時までの普段の御用をいただいている時のような気持ちは
一気に吹き飛んだ。そして大きなプレッシャーと、身の引き締まる思いが体にのしかかりながら運ばせていただいた。
そして何より、祭典後に終わった後、教会の信者さん方にあいさつへ行った際、今までに見たことのない喜ばれ方をされていたの
を見て、この日一番のありがたみを感じることができた。このような形で信者さんに喜んでいただけることはそれまで想像もしたこと
がなかったし、今までさせていただいた教会の御用では感じたことのない大きな感動を覚えた。これまで以上に自分が教会、信者さん
に今まで育てていただいたという実感を得た。
  
  この思いをこれから忘れず、今後どのような形になるかはまだ分からないが、感謝の気持ちを持ち続け、いただいた御用の中で
応えていきたいと思った。
今回このようなありがたい御用をいただき、今まで考えたこともなかったことや、ありがたみを感じることができた。この経験と気持ち
を今後の生活や御用に活かして、感謝の気持ちを忘れずに人生を送りたいと思う。



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