Facebook(フェイスブック)を通して   教会長 

  近年「Facebook」という、世界で10億人以上の人々が参加しているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)がある。個人から世界中へ、世界中から個人へ情報のやりとりができるこのサービスは、使い方さえ誤らなければ、様々な面で大変な効果がある。
 現在、教会ではネット上にホームページの他、名張教会公式Facebookを開設している。教会行事をリアルタイムで「タイムライン」に掲示し、活動の様子を多くの方に見てもらえる他、他教会の信奉者との情報交換や、未信奉者からのアクセスも、ホームページ以上に期待できる。当教会のHPからもリンクしているので、簡単に飛ぶことができる。一度ご覧いただければと思う。ちなみに金光教本部も公式Facebookを開設している。

 私はFacebookと一昨年6月に出会った。きっかけは高校時代の友人が、同窓会をするためのよびかけに、Facebookが大変効果的なので、参加してほしいということからだった。Facebookは原則として匿名は許されないので、他のSNSと違って安全性が高いと言われている。参加して「友人」とつながると、自分の知り合いかも?と可能性のある人を、自動的にリストアップされていく。もちろん、さまざまな脆弱な一面もあるが、取扱いにしっかりと馴れて、セキュリティに気をつけていけば、プライバシーも守れる。そんな中、たくさんの高校や大学時代の友人や先輩、後輩と25年以上ぶりに連絡を取れるようになった。また、全国やアメリカにいる金光教内の先生や知人と再会したり、話したりできるようになった。さらには、学校の卒業生たちがアクセスしてくれて、メッセージを送ってきてくれる。うれしくありがたく思う。

 「神縁まことに不思議にして」という神前拝詞の一節があるが、これからはますますネットを通して金光教のことを知った方が、いろんな教会へご縁をいただくことが増えてくるだろう。私たちは、さらなる信心のけいこを展開し、ひとりでも多くの難儀な氏子が助かりたちゆくはたらきが、生き生きと現れる教会諸活動を展開してまいりたい。その足がかりとなる開教90年祭が、いよいよ迫ってきた。

 秋の記念祭には、みなさんが家族そろって、「喜びに喜ぶ心」で参拝のおかげをこうむられますことを、心から念願しております。




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