暑い、熱い夏の夢をありがとう


  大阪桐蔭の怪物中田を完膚無きまでに倒し、夏の甲子園の初切符を手にした金光大阪高校。1回戦敗退はホンマに残念無念。しかし、来年春夏に向けての新チームで、春夏通算三度目の甲子園を目指して頑張ってほしい。来年夏は、記念大会なので、大阪の出場枠は二校。大きなチャンス。今日も投げた、二年生の山村くん、または新しいエースが出てくるのだろうか。強打者がまた生まれてくるのだろうか。楽しみだ。

 今回の金光大阪の甲子園出場には、三つの隠れた「元気のツボ」があった。

 一つ目は、監督が金光大阪野球部OBの生え抜きであること。強いチームを作るためによそから監督を招聘したわけではない。元から強い監督が、卒業生から育った。

 二つ目は、野球特待生や、野球留学生がいないこと(部員全員がもちろん通学生。しかも北摂地区の地元中学出身の子が多い)。地元高槻市が町を挙げて熱く応援してくれる背景がここにある。

 三つ目は、野球部専用グランドがないこと。同じく全国レベルのサッカー部と、グランドを分かち合いながらの日々の練習をしている。しかも部員は130名超。凄いことだと思う。これらの条件は、公立高校と条件が一緒だ。
 金光大阪の出場は、他の100校余りの府下公立高校に夢と希望と元気を与えているにちがいない。

 共に、岡山代表として、強豪に挙げられるようになった金光学園。私の見る夢は、金光ダブル甲子園出場だ。

 金光大阪のみなさん。ありがとう。そして、これから何度も甲子園へ連れて行ってほしい。

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