阪神2年ぶりの優勝(^_^)v

 

 ほんまに強くなったもんです。あの日、私は大阪で7時まで会議でした。朝からラジオと携帯テレビを準備して「その瞬間」に備えました。会議は7時過ぎに終わり、友人の車で上本町駅へ飛ばしてもらい、7時50分発の近鉄特急に飛び乗りました。窓側の席を確保し、他の乗客の迷惑にならぬようテレビをセットし、音声はラジオで聞きながら帰りました。携帯テレビは奈良県内を越える頃からだんだん電波が弱くなり、ラジオも聞きづらくなります。なのに、こんな日に限って試合の展開が異様に早い。「胴上げはなんとか家に着いてから見たい」と祈るような気持ちで、電車も快走してくれるのですが、8回裏の阪神の攻撃の最中に、テレビ・ラジオ電波が切れました。(奈良県榛原付近から室生村を越えるまでは、テレビが全く受信できなくなる。)三重県内に入ったら、テレビが中京テレビを受信してくれるので、またもや見れば、もう9回表。抑えの切り札、久保田投手登場。心の中で「いつものようにランナーを出してくれ」と、阪神ファンにあるまじきことを願いながらテレビを見ていました。8時39分に名張駅に到着。願いが通じたのか、ランナーをだしてくれるではありませんか。軽い肉離れを起こして痛い右足を引きずりながら、家へ駆け込んだのが8時47分。ただいまを言うや否や、テレビの前に滑り込むと、家族全員がテレビにかじりついて、「あとひとり、あとひとり」とメガホンを振っていました。8時49分、歓喜の瞬間。2年前の優勝の瞬間はリアルタイムで見られなかったので、テレビの前とは言え、その瞬間を見ることができ、至福の喜びをかみしめながら、しばらくは熱いものが流れて仕方ありませんでした。
 しかし、なんでこんなに阪神が好きなのか、自分でもわからへんのですが、とにかくうれしい。そして思いました。「弱い阪神より、やっぱり強い阪神が大好き」。日本一目指してがんばれ〜。