縁  副教会長

 12月2日〜6日頃のことを七十二候では「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」というそうです。
橘の実(葉)が黄色くなり始めるという意味だそうで、確かにずいぶんと寒くなってきて木々も色
づいてきましたし、昔の人がそういうことから季節を感じていたとかと思うととても感慨深いものが
あります。

 さて、11月23日には第2回名張和らぎ落語会が無事開催されました。落語家さんや三味線奏者
の方はもちろん、当日お手伝いをしてくださった方、参加してくださった方、また参加できないけれど
もチケットを購入してくださった方、その他協力してくださったたくさんの方々のおかげで開催させて
いただきました。本当にありがたいことだと思います。
私のイメージでは一本一本の糸が結われていってああいう場が作られていったそんな感じでしょうか?
教会長の願いから様々な出会いがあって、たくさんのご縁が結ばれていく様を身近で見せていただい
て、神前拝詞にある『神縁まことにふしぎにして』という一節に本当に共感することができました。

少し前にあるチケットに当たりたいとお参りしてきた方がいました。「当たる当たらないということではなくて、
そのイベントにご縁を結んでもらえるようにお願いして自分のできることをさせてもらったら?」とお話しさせ
ていただきました。その方はチケット発売日までできるだけお参りして、チケット販売に向けてしっかり丁寧
に準備をし、当選のおかげをいただきました。

人との出会いだけではなくて、動物、物、そして出来事との出会いは神様からいただいたご縁があっての
ことです。ですから「実意丁寧」を心掛けてすべてを大切にしていきたいと思いました。

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