出会いを大切に   教会長 



 記念祭に桂かい枝さんが来てくださり、宴に華を添えてくださったことは記憶に新しいと思います。この際、かい枝さんは午前中の祭典に参拝してくださり、特別参拝者として玉串奉奠をされて後、いったん大阪へ戻って繁昌亭の昼席に出演、その後再び名張に来られて、落語を披露くださいました。本当に頭の下がる思いで、いくら感謝しても足りません。

 そもそも私とかい枝さんとの出会いは、幾度となく金光教関係のイベントに出演されたり、玉水記念館での落語会で、吉弥さんと交互に出演されていて、高座を拝見することはありましたが、その面白さと海外でのご活躍ぶりから、一度学校で落語を披露してもらおう、と思ったことからでした。かい枝さんのお兄さん(阪急塚口教会の若先生)とは旧知の仲でしたが、直接かい枝さんとは話したことがありません。そこでfacebookで「友人申請」をさせていただき、ご快諾いただいたところから、直接お話をさせていただけるようになりました。

 学校公演も無事終わり、その際に「斯く斯く云々で記念祭がありますが、よろしければおめでたい一席をご披露くださいませんか?」と無理を承知でお願いしたところ、これまた快くお受けくださいました。この間、何度かい枝さんの高座に足を運びましたが、繁昌亭や他の会場は、いつも満席で爆笑の渦でした。

 記念祭の後「フィリピンのために何かお役に立ちたい」と願われている思いに、なんとかお手伝いできればと、名張でのチャリティ落語会を企画したところ、これまた快くお引き受けくださいました。

 年明けに、3月22日を選ばれ、準備の期間が限られる中、会場を決めることができ、名張出身の桂三弥さんも出演してくださることになり、チラシができあがり、チケットは手作りで…と着々と進む中、日がない中で宣伝をどうしよう…、と、ダメもとで伊賀のタウン誌「YOU」に行けば記事にしてもらえるわ、PTA時代の知人の紹介でケーブルテレビ会社のコミュニティFM放送に、宣伝のため生出演させていただくことも決まるわ、とても人間わざとは思えない次々とお繰り合わせをいただいています。

 教祖様は「人が助かりさえすればそれでけっこうです」とみ教えくださいました。この思いを大切に動いていると、不思議なことが次々起こってきました。
 この1ヶ月足らず、たくさんの方と出会いお世話になっています。みんながうれしく楽しくありがたく、落語会に参加し、救援活動の一助になればと願っています。

                           「和らぎ」バックナンバーへ