地球4周以上ありがとう  教会長

 平成8年11月。二男が誕生する約2ヶ月前に、それまで乗っていた中古のワゴン車が調子悪くなってきて、
新しい車にしなければという話になりました。それで夫婦でいろいろ話し合い、思い切って長く乗れそうな新車
を買わせてもらおう。税金や維持費のことも考えて、経済的な軽自動車にしようということになりました。当時、
ふたりとも「これがええなあ」とかねがね考えていたのが「三菱パジェロミニ」。

 車に詳しく、また三菱のディーラーの知人がいるという友人の金光教教師にお願いし、念願の新車を購入さ
せていただくおかげをこうむりました。

 ほどなくして二男誕生、そして副教会長も免許を取得し、日常生活の足として、また教会内外のご用の手助け
として、東は静岡、西は山口、もちろん本部参拝と、まさしく東奔西走の大活躍を果たしてくれたパジェロミニ。
 19年間、地球4周と4分の1以上、17万4千キロもの距離を走破、私たちの足として大奮闘してくれました。

 実は2年前の車検の際、「次回の車検では、老朽化したさまざまな部品の交換が予想され、費用もかかること
になりますが、まだ乗られますか?」とお店から言われました。あちこちきしむ音や、劣化した継ぎ目部分が目立
つなど、寄る年波には勝てず、いよいよ引退することになり、新しい車を買わせていただくことにしました。
大きな事故や故障なく、私たちの生活に多大な貢献をしてくれた愛車にただただ感謝あるのみ。

 9月4〜6日、長男が金光教学生会全国大会参加のため、本部へ乗って行くのが、最後の大仕事となりました。
最後の大仕事が本部参拝の足となるのも、ありがたいことだと感慨ひとしおです。

パジェロミニさん、今までありがとうございました。最後は感謝の気持ちを込めて、ピカピカに洗車、掃除してお別れ
しようと思っています。

 
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