ちいさなありがとう   副教会長   

 先月には教会長の念願だったチャリティー落語が無事執り行われました。皆さまのご協力のおかげでとても楽しい会になったと思います。まさに当教会の信心目標である「うれしく たのしく ありがたく」を現わすことができたと思います。本当にありがとうございました。
 落語がとても楽しかったのはもちろんですが、ひとつの道を極めようと精進されている方々から学ぶことが多かったのではないかと思います。本当にいい経験をさせていただきました。
 
 ところで最近、あるラジオを聴いているとSMAPの木村さんがこんなことを言っていた。「ちっちゃなありがとうって基本全部じゃないですか。それをベースにやっておかないと道をはずれる。ありがとうを言い合える関係ならエンドレス。なにげない5文字だけど、大きな5文字ですよね」
 ありがとうは基本生活全部にあるということ。それをしっかりと心がけて実践していかないと、道をはずれてしまうということ。そしてありがとうを言い合える関係であれば何があっても関係は続くということ。改めて自分の中にすとんと落ちたような気がします。

 劇的なありがとうも感動するし、ステキなことだけど、日常に積み重なっていくありがとうも大切にしていきたいと思いました。
 以前読んだ何かの雑誌の中にあった日記の書き方にひとつに、日記には一日の中でありがとうと思ったこと3つを書いけばいいということが載っていました。思いつかない日でも無理やりにでも見つけてきて書き、そのかわり負の感情は全く書かないということでした。結局実践しないままですが、生活の基盤はちいさなありがとうにあって、読み返した時にまたそれを実感できるようにということだと思います。
 日記にこだわらなくても、日々のありがとうをしっかり意識して信心のけいこを進めていきたいと思いました。

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