明るい笑いを名張の町に     副教会長
  


 
新型コロナウイルスが拡大し、ついに先日七都府県で緊急事態宣言が出されました。本当に大変な状況ですが、私たちは亡くなられた方々の御霊様の立ち行きと、感染された方々の回復、そして早期の終息をしっかりとご祈念させていただかなければならないと思います。それと同時に自身の生活を見つめなおし、神様のご機感にかなった生き方ができているのか、思いめぐらせながら日々の生活を送らせていただきたいものです。

 2月29日、落語会が開催されました。新型コロナウイルスの影響で教会長と会場を提供して下さった「京風イタリアンらんぽ」のオーナーさんとが、直前まで開催の可否について話し合いを重ねた上での決行となりました。当日は手指の消毒、マスク着用、換気など細心の注意を払いました。来場してくださった方々は予定よりたいぶ少なかったのですが、小規模ながらも笑いにあふれた落語会となりました。

寄せられた感想の中に世の中に明るい話題がほとんどない中、笑いで明るい気持ちになれてよかったというものがありました。また落語を見て「将来落語家さんになりたい」と言い出したという小学生の女の子の話を聞いて、少しでも地域のお役にたてたのかなと思うと同時に、教会長の地域に笑いを届けたいという願いにこれからも賛同していきたいと思いました。噺家さんからも京町家風の建物に昔の人たちの暮らしに思いを馳せられとても勉強になったというお話も聞かせていただきました。

少しタイミングがずれればきっと開催することができなかったことと思います。そして開催できることが当たり前ではないと痛感できるような昨今の状況です。開催できたことのありがたさを忘れず次回の開催を願い、名張に笑いを届けられたらと思います。

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